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書誌詳細

生きものとは何か 世界と自分を知るための生物学

  • 著者名本川/達雄‖著
  • 出版者筑摩書房
  • 出版年2019.2

貸出・返却・予約状況

  • 貸出状況 貸出可能

  • 所蔵数1
  • 貸出可能数1
  • 予約数0
  • 貸出累計1

所蔵事項

  • 登録番号M00028238
  • 請求記号YA-460-M
  • 貸出区分貸出許可
  • 蔵書区分図書 - 図書
  • 所蔵館本館
  • 配架場所 YA新書
  • 所蔵状態所蔵

ブックリスト

書誌事項

  • 書名生きものとは何か 世界と自分を知るための生物学
  • 書名ヨミイキモノトワナニカ
  • 著者名本川/達雄‖著
  • 著者ヨミモトカワ,タツオ
  • 叢書名ちくまプリマー新書
  • 叢書番号319
  • ISBN9784480683441
  • 国名コードJP
  • 言語コードjpn
  • 出版地東京
  • 出版者筑摩書房
  • 出版年2019.2
  • ページ317p
  • サイズ18cm
  • 価格¥950
  • 件名生物学
  • 内容紹介ずっと続くようにできているのが生きもの!? 環境変化の壁と有性生殖、目的と進化、時間の感覚器官…。形と時間をキーワードに、「生物とは何か」を解説する。「自分」を理解する上で役に立つ生物学入門。
  • 著者紹介1948年仙台生まれ。東京大学理学部生物学科卒業。東京工業大学名誉教授。専攻は動物生理学。著書に「ゾウの時間ネズミの時間」「生物多様性」「ウニはすごいバッタもすごい」など。

内容細目

タイトル 著者 ページ
はじめに
 ぼくは生物が嫌いだった/生物は目的をもつ/科学は言葉(ロゴス)により厳密に記載・定義する/教養としての生物学
第一章 生物という呼び名
 生物/いきもの=息をするもの/動物・植物/生命/いのち/呼吸/息子は蒸す子/ライフとは続くもの/ビオスとゾーエー/オーガニスム(有機体)
第二章 生物は続くもの
 続くことに立ちはだかる壁/同じとは?/生物は伊勢神宮方式/環境変化の壁と有性生殖/生殖/大きな子を少数か、小さな子を多数か/環境変異
 <コラム>遺伝子は親子で半分以上同じ
 月と不死
第三章 種と生物の分類
 生物の分類/形態的種/生物学的種/種は個物と普遍をつなぐ/アリストテレスの分類とリンネの二名法/数を重視するのが近代科学/「人は人から」から「<私>は<私>から」へ
第四章 生物学には「なぜ?」がある
 なぜ? と問えるのが生物学/目的と進化/近因 vs.究極因/理科教育について一言/死物的自然観/魂において身ごもる/ロゴス
 <コラム>アリストテレスの四原因説
 科学論文の書き方
第五章 生物の形
 出前授業<生き物は円柱形>/子どもたちに伝えたかったこと/理科の正しさ・国語の正しさ
 <コラム>梁理論
 平たい形の問題点
 カントの反省的判断力
第六章 円柱形の進化
 生物は膜に包まれた水である/水中では化学反応が起きやすい/個体発生でも進化の過程でも<膜に包まれた水>だった/細胞も体も進化の過程で大きくなった/他の生物と関係をもつのが生物の特徴/円柱形の進化/動物の進化/植物は分枝円柱として進化した
 <コラム>体の大きさと表面積
 生物の上陸と愛の起源
第七章 動物の時間
 感覚器官/眼/舌/時間の感覚器官/時間は心が感じる/心拍を時間のカウンターとすると/動物の時間は体重の1/4乗に比例する/心臓時計
 <コラム>アロメトリー式と累乗
 動物スケーリング
第八章 時間とエネルギー
 サイズとエネルギー消費量/エネルギーと時間/生物は時間を操作する/生物はエネルギーを使って時間をつくっている/代謝時間/子供の時間・高齢者の時間/直線的な時間・回る時間/時間の速度がエネルギー消費量に比例するのはなぜか/自同律
 <コラム>個人の働きは所属システムの大きさで変わる
 ナマコの時間・恒温動物の時間
 アリストテレス・マクタガート・道元・アウグスティヌス
第九章 生物のデザインからみた現代文明
 文明は硬い・文明は速い/生物のデザイン(1) 材料は水/生物のデザイン(2) 円柱形/生物のデザイン(3) 時間/社会生活の時間/ビジネスの時間/速い時間の問題点/時間環境/時間環境の破壊/不活発な時間を活発な時間に/どうすれば長寿の許可証がもらえるか/拡大版利己主義のすすめ/「人間の名に値する生命」が永続するように/拡大版生殖活動
 <コラム>生態系
 身体尺
 機心
 長生きの蝶
おわりに