タイトル | 著者 | ページ |
はじめに | | |
1 世の中は、“正しい”に満ちている | | |
空気を読むのは、“正しい”ことか/コロナ禍での自粛/自粛警察に見る“正しい”の面倒さ/日本人気質が根源に/不安定になってきた空気 | | |
・1章のキーポイント | | |
2 SNSに影響されすぎてない? | | |
SNSって、疲れない?/SNSの関係は、何が前提か/本物の「親友」がいるか/わたしは正しい、よね!?/同じ価値観とつながる/「許せない!」という感情/承認欲求なんて捨ててしまえ/わかり合えないから語り合う | | |
・2章のキーポイント | | |
3 不安は、“正しい”を求める | | |
日本人は不安気質?/情報の氾濫が不安を深刻にする/“正しい”を導いてくれる人を探す/会ったことがなくてもつながれる、は安心か/震災によって壊れた「神話」/「お上」にだまされた!/「お上」不信に拍車をかけたSNS/自分を信じて精一杯生きる | | |
・3章のキーポイント | | |
4 “正しい”の正体を暴く | | |
連綿と“正しい”を主張する歴史書/「新大陸」は、誰にとっての「発見」か/宗教対立での譲れない正当性/あなたの「コミュ障」は、本物?/何事も決めつけは危険 | | |
・4章のキーポイント | | |
5 コミュニケーション苦手解消法 | | |
「コミュ力」にまつわる誤解/相手が何を考えているのかを探る/相手の話を自分語に翻訳/相手を理解することは、同意ではない/「大筋合意」のワナ/価値観が違う相手は敵か/中国で感じたもどかしさ/価値観が違えば“正しい”も違う/誰かと比べる日本人の悪いクセ/「わかり合えない」とわかれば理解できる/「聞く」ことで、自分の考えも鮮明になる | | |
・5章のキーポイント | | |
6 疑う力という武器を持て | | |
疑うって、ひねくれていることなのか/情報入手には疑う力が必要/違和感とは、「ひっかかり」/「あれ?」と思う一瞬を大切に/平和のために、自衛隊は必要か/疑う力は、情報を否定する力ではない/納得する前に立ち止まって考える | | |
・6章のキーポイント | | |
7 情報には意図がある | | |
情報には発信者の期待がこもる/同じ情報に異なる意図/情報は巧みに発信される/情報には隠された事実がある/SNSには根拠なき思い込みがある/時にウソが真実になる | | |
・7章のキーポイント | | |
8 小説があなたを鍛える | | |
小説を奨める四つの理由/小説は、想像力を豊かにする/想像力は人の数だけある/能動的な行動が本質を見抜く/感情移入して人生経験を積む/立ち止まって考える時間を与えてくれる/価値観の多様性を実感できる/複数の登場人物の内面を覗く/「視点登場人物」が多様性を導く/小説は「人間の真実」を描く | | |
・8章のキーポイント | | |
9 なぜ、クリスティーなのか? | | |
ミステリで疑う力を養う/世界中のファンに愛される「ミステリの女王」/読みやすくて傑作ぞろい/いい人も悪い人もウソをつく/だまされたら、もう一度読め!/だまされた箇所のチェックで鍛えられる/正解を求めるとつけ込まれやすい | | |
・9章のキーポイント | | |
10 歪んだ“正しい”にすがるな | | |
“正しい”は不動ではない/多様性はモラルと社会性が前提/多様性とはたくさんの“正しい”があること/民主主義を守れ! の危うさ/“正しい”を押しつけない民主主義のあり方/自分を信じる | | |
・10章のキーポイント | | |
おわりに | | |