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書誌詳細
僕とアリスの夏物語 人工知能の、その先へ
- 著者名谷口/忠大‖著
- 出版者岩波書店
- 出版年2022.1
貸出・返却・予約状況
- 貸出状況
貸出可能
- 所蔵数1
- 貸出可能数1
- 貸出累計2
書誌事項
- 内容紹介小学生の悠翔のもとに、赤ちゃんのように何も知らない謎の少女アリスがやってきた。そこに、怪しい影が忍び寄り…。AIと共存する未来や、発達する知能の実現などに、小説と解説の合わせ技で迫る。
- 著者紹介1978年京都府生まれ。京都大学大学院工学研究科精密工学専攻博士課程修了。立命館大学情報理工学部教授。パナソニック客員総括主幹技師。著書に「記号創発ロボティクス」など。
- 目次第1話 訪れる者
第1話解説 人工知能の時代
「知能」って何だろう/人工知能技術は人間に近づいているのか?/「関数」としての人工知能/発達する心をつくる
第2話 物を調べる者
第2話解説 探索と物体概念の獲得
物体の概念とは何か?/「見て、触って、聞いて」知るロボット/「物体概念」の数理モデル/探索する幼児 vs 待っている人工知能/ロボットに好奇心をもたせる/「時々、ダメそうなことをやってみる」知的さ
第3話 言葉を覚える者
第3話解説 音素と語彙の獲得
言葉を聞きとるための知識/幼児は音素と単語を発見する/音列の統計情報をつかう/ロボットは単語を「発見」できるか?/幼児の音声認識にテキストはいらない/それは「クーラー」か、「スズシイ」か?
第4話 徘徊する者
第4話解説 移動と場所の学習
幼児はやがて歩き始める/身体そのものが「知的」である/柔らかいことの大切さ/「場所」の概念を理解する/本物の言語使用に向き合う
第5話 街に出る者
第5話解説 社会の中での言語獲得と理解
「はじめてのおつかい」からサービスロボットを考える/「統語的」関係から意味を定義する/分布意味仮説――単語の並びに潜む意味/データベース的な知識を使うロボット
第6話 苦悩する者
第6話解説 人工知能と社会構造の変容
人工知能に仕事を奪われる?/技術が発展すると「仕事」は変わる?/インターネットと人工知能の同盟関係
第7話 衝突する者
第7話解説 人工知能との関係性と倫理
人間のふりをするロボット/会話の文脈理解は難しい/関係性を育む/「ロボット工学三原則」って言われても/人工知能は規範をどう学ぶか?/ロボットと生きるための倫理
第8話 未来に向かう者
第8話解説 発達する自律的な人工知能の創成
自律的なロボットを創る/人工知能の感情と意識/アリスが「人間」になった理由/プロジェクト・アリス
引用文献
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