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ウクライナ、地下壕から届いた俳句 The Wings of a Butterfly

  • 著者名ウラジスラバ・シモノバ∥著 黛/まどか∥監修
  • 出版者集英社インターナショナル
  • 出版年2023.8

貸出・返却・予約状況

  • 所蔵数1
  • 貸出可能数1
  • 予約数0
  • 貸出累計0

所蔵事項

  • 登録番号00018375
  • 請求記号911.3-シ-1LIT
  • 貸出区分通常
  • 蔵書区分図書資料 - 和書
  • 所蔵館本館
  • 配架場所9 文学 Literature
  • 所蔵状態所蔵

ブックリスト

書誌事項

  • 書名ウクライナ、地下壕から届いた俳句 The Wings of a Butterfly
  • 書名ヨミウクライナチカゴウカラトドイタハイク
  • 著者名ウラジスラバ・シモノバ∥著 黛/まどか∥監修
  • 著者ヨミシモノバ,ウラジスラバ
  • ISBN9784797674347
  • 出版地東京
  • 出版者集英社インターナショナル
  • 出版年2023.8
  • ページ102p
  • サイズ19cm
  • 価格2000
  • 注記ロシア語一部併記
  • 内容年表あり
  • 内容紹介「地下壕に紙飛行機や子らの春」
    ウクライナ女性俳人による“戦時下の句集”刊行
    ロシアによるウクライナ侵攻開始から1年以上が経過した今も、ウクライナに残り俳句を詠み続けているウラジスラバ・シモノバさん(24)。彼女がこれまでに詠んだ俳句を句集として発刊する。
    14歳の時に入院先の病院にあった本を通して俳句に触れ、俳句作りを始める。学校を卒業し、地元で就職をしたいと思っていた。そんな彼女の日常は、ロシアによる軍事侵攻で一変する。街の明かりは消え、空襲警報が鳴り、地下壕での生活は3か月に及んだ。家の目の前にミサイルが落ち、生まれ故郷・ハルキウを出ることを余儀なくされる。彼女は眼前の情景を俳句に残し続けた。いつか自身の句集を発刊することを夢見て。
    ある時、彼女の作品を知った俳人・黛まどかさんとの交流が始まり、本書は生まれた。
    黛まどかさんが主宰する「Haiku for Peace」プロジェクトのメンバーや趣旨に賛同したボランティアメンバーの協力により、同氏監修のもと、ウラジスラバさんの俳句は美しい「五・七・五」の日本語に訳された。
    【本書に掲載された俳句】
    地下壕に紙飛行機や子らの春
    さくらさくら離れ離れになりゆけり
    水甕の底に触れたる寒さかな
    真つ青な空がミサイル落としけり
    雨に転がる血まみれの小さき靴
    いくたびも腕なき袖に触るる兵
    街の灯の消えハルキウの星月夜
    (以上、本書より抜粋)
    俳句と出会った10代の頃の作品から、軍事侵攻当日、その後の戦時下の日々を詠んだ50句を収録。
    俳句の他にエッセイ、著者撮影のウクライナの写真を掲載。
    黛まどかさんとセルギー・コルスンスキー駐日ウクライナ特命全権大使の対談を収録。
  • 著者紹介シモノバ,ウラジスラバ[シモノバ,ウラジスラバ] [Simonova,Vladislava]
    1999年ウクライナ・ハルキウ生まれ。プログラミングと写真撮影をたしなむ。14歳から俳句を始め、ウクライナ語とロシア語で詩を詠んでいる。第8回秋田国際俳句コンテスト(英語部門・学生)入選、第7回日露俳句コンテスト(ロシア語部門・学生)JAL財団賞受賞。秋田国際俳句ネットワークウェブサイト、秋田国際俳句ジャーナル『Serow(カモシカ)』、中日新聞、NHK、NHK国際放送、京都×俳句プロジェクトホームページ・SNS等に俳句掲載
    黛まどか[マユズミマドカ]
    俳人。神奈川県生まれ。2002年、句集『京都の恋』で第2回山本健吉文学賞受賞。2010年4月より一年間、文化庁「文化交流使」として欧州で活動。スペイン・サンティアゴ巡礼路、韓国プサン‐ソウル間、四国遍路など踏破。「歩いて詠む・歩いて書く」ことをライフワークとしている。オペラの台本執筆、校歌の作詞など多方面で活躍。2021年より「世界オンライン句会」を主宰。現在、北里大学・京都橘大学・昭和女子大学客員教授
  • 目次ウラジスラバ俳句(俳句との出会い;俳句)
    対談(京都・慈受院門跡にて)(セルギー・コルスンスキー駐日ウクライナ特命全権大使×黛まどか)