書誌詳細
紀伊國屋書店
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図解まちをリノベーションする治水デザイン : ドイツ・スイス・オーストリア15の実践 = Integration von Stadtgestaltung und Hochwasserschutz:15 Praxisbeispiele aus Deutschland,der Schweiz und Österreich
著者名 二井昭佳, 岡田一天著 出版者 学芸出版社 出版年 2026.6
所蔵事項
登録番号 50081471 請求記号 Yy-洪水災害-洪水災害-スカイ2026 貸出区分 通常 蔵書区分 図書 - 単行本
書誌事項
書名 図解まちをリノベーションする治水デザイン : ドイツ・スイス・オーストリア15の実践 = Integration von Stadtgestaltung und Hochwasserschutz:15 Praxisbeispiele aus Deutschland,der Schweiz und Österreich 書名ヨミ ズカイマチオリノベーションスルチスイデザイン
著者名 二井昭佳, 岡田一天著 著者ヨミ ニイ,アキヨシ
ISBN 9784761529703 言語コード jpn
件名 ウォーターフロント開発 治水 河川 -- ドイツ 河川 -- スイス 河川 -- オーストリア
内容 【紹介】(出版者サイトより) にぎわいと防災が両立するまちのデザイン集 防災にこそデザインが必要だ。“計画的に溢れさせる”といった発想の転換で気候変動に立ち向かい、まちのにぎわいを再生した欧州15の水辺を巡る。256点の空間図解や写真で旅するように読め、日本の実践を見据えた解説も充実。建築・土木・都市計画・ランドスケープのコラボで挑む今最もクリエイティブな空間デザイン論 【目次】 はじめに 防災とデザインを掛け合わせる 1章 治水デザインの実践 1節 堤防をデザインする 1 堤防デザインで居場所をつくる―ドイツ|ミルテンベルク POINT 1 堤防はデザインの対象だ ・ 度重なる洪水が引き起こした旧市街の空洞化 ・ 川港としてのアイデンティティを引き継ぐ ・ 堤防がまちの魅力をつくる ・ 河畔の賑わいを引き出す水辺のテラス ・ 川の論理とまちの論理で堤防法線を決める ・ 洪水から守る範囲を限定する ・ 想定を超える洪水への対策を織り込む ・ 河川管理者と都市計画行政がWin-Win の計画を目指す ・ 治水デザインを市が提案する 2 可搬式堤防で川の玄関口を開く―オーストリア|クレムス・アン・デア・ドナウ POINT 2 可搬式堤防という切り札 ・ 渓谷の起点を襲った洪水 ・ 欧州初、約1kmの可搬式堤防への挑戦 ・ 沿川のまちに広がる可搬式堤防の波及効果 3 地形を活かして堤防を消す―ドイツ|ノイウルム POINT 3 丘や塀を堤防に見立てる ・ 合流するふたつの川が引き起こす洪水被害 ・ 堤防を消して対岸とつながる ・ 土地利用に合わせたこまめな堤防配置 ・ 堤防”壁”のメリット ・ 水辺に憩う人々を眺めてくつろぐ ・ 氾濫エリアでも守りたい場所は守る 4 可搬式堤防でまちの庭をつくる―ドイツ・フロイデンベルク POINT 4 前出護岸で河畔テラスをつくる ・ 毎年のように起こる冠水 ・ 治水対策から始まったまちのリノベーション ・ 川沿いのパブリックスペースも一体で整備する ・ 市壁と街並みの改修を掛け合わせる ・ 川と暮らすまちの覚悟を示す治水遺構 5 建物を堤防として活用する―ドイツ|グリンマ POINT 5 街並みを堤防に見立てる ・ 頻発する1/100規模を超える洪水 ・ 建物の壁を堤防に活用し大切な風景を守る ・ 歴史的建造物を修復しながら堤防化する ・ 内水氾濫は排水ポンプで防ぐ ・ 水辺再生のシンボルとして橋をなおす ・ 地元の声がつなぎとめた河畔風景 6 堤防をまち側に引きにぎわいをつくる―ドイツ・ヴュルツブルク POINT 6 堤防をまち側に引く ・ 1948年から60年かけた洪水との戦い ・ あえて道路に氾濫させる ・ 可搬式堤防と陸閘で川とつながる ・ 堤防が風景を引き立たせる ・ 堤防をクランクさせて店舗を川に開く ・ トレーラーハウスで水辺に人を誘い出す ・ 堤防の上はオープンテラスにする ・ オープンバーとなる橋の上 ・ まちに馴染む堤防デザインをコンペで募る 2節 計画的に氾濫させる 7 メリハリのある洪水防御でにぎわいをつくる―ドイツ|ケルン POINT 7 堤防の負の側面を頭に刻む ・ 100億円を超えた2度の大水害 ・ 可搬式堤防で公園沿いのレストランを守る ・ 車道の地下化が生んだ水辺公園 ・ 大聖堂を望む河岸を核とした地区再生 ・ 下流域の都市の治水安全度も高める流域治水の思想 ・ 建物だけを守る可搬式堤防 ・ 建物を堤防として活用する ・ 遊水エリアの計画は下流域も守る発想で ・ 流域治水を軸に再開発を考える 8 堤防を内陸に引き7つのまちの生業を支える―オーストリア|マッハラント地域 POINT 8 DE&Iで流域治水を考える ・ 沿川50km圏域で支え合う ・ まちごとの個別解を持ち寄る治水計画 ・ 方針1:歴史的なまちの景観を守る ・ 方針2:集落移転と引堤で大規模な遊水エリアを確保する ・ 方針3:建物ごとに守り集落を維持する ・ 7つの自治体が共同出資した会社が事業を担う 9 氾濫エリアを広げて河畔庭園を守る―ドイツ|バート・キッシンゲン POINT 9 計画的な氾濫で被害を抑える ・ ヨーロッパ有数の温泉地を襲う洪水 ・ 氾濫エリアを広げ河畔庭園を守る ・ 堤防を川ではなく、まちに沿わせる ・ 氾濫エリアの拡大が日常の豊かな空間をつくる ・ 可搬式堤防を組み込んだ柵 ・ 建物の工夫で氾濫エリアを拡大する 10 まちなかの水辺を適度に氾濫させる―ドイツ・レーゲンスブルク POINT 10 まちなかの遊水エリアを活かす ・ 長年洪水に悩まされてきた世界遺産のまち ・ 氾濫させることで歴史的空間を守る ・ 堤防の工夫でコミュニティスペースをつくる ・ 河畔に木陰とくつろぎスペースを ・ 市民参加と設計コンペで全18区間の計画を詰める 11 片岸のみの氾濫で村の暮らしを持続する―スイス|ヴァルス POINT 11 洪水対策もDE&Iで考える ・ ピーターズントーの建築で知られる美しい村 ・ 片岸だけの堤防 ・ 計画的な氾濫で村の中心部を守る ・ 地場の石材を用いて街並みに揃える ・ 日常の回遊性と洪水回避を両立する橋 ・ 建築はピロティやセットバックで洪水防御 ・ 氾濫シミュレーションが高めた危機意識 ・ 住民にはデメリットも伝える ・ 治水整備に通じるスイスの地方自治思想 3節 道路空間再編も掛け合わせる 12 道路空間とともに水辺を編みなおす―ドイツ|シュヴェービッシュ・グミュント POINT 12 川沿いの道路を取り除く ・ 道路の拡幅でひどくなった渋滞 ・ 川沿いに人の居場所を埋め込む ・ 川沿いの道を歩道に変える ・ 小川の散歩道で川遊びへ誘う ・ 回遊性を生む歩道橋群 ・ 州立ガーデンショーで都市再生を実現する ・ 計画初期に目指すゴールを可視化する効果 13 川沿いの未利用地を活用し公園住宅地をつくる―ドイツ|エアフルト POINT 13 まちと川を公園でつなぐ ・ 家付き橋のある水辺がまちの顔 ・ ガーデンショーで川とまちの関係を再構築する ・ 敷地境界を開き公園住宅地をつくる ・ ブルー・グリーンインフラの価値を引き出す 14 貨物運河跡を水と緑の住宅地へ―ドイツ|ハイルブロン POINT 14 まちの履歴を引き継ぐ ・ 荒地と化していた貨物運河と貨物線の跡地 ・ 寂れた河畔に新しいまちをつくる ・ 地域の水循環をリデザインする ・ デザインルールを共有する区画分譲コンペ ・ アイデアコンペと実施コンペを重ねデザインを固める 15 都市の裏側だった水辺から始めるウォーカブル―ドイツ|ジーゲン POINT 15 川沿いの道を歩行者の居場所に ・ 老朽化した川の上の駐車場を壊すか、直すか ・ 川をまちの表側に変え居場所をつくる ・ 歩道のネットワークで人の流れを作る ・ 川の上も橋の上も、眺めの良い広場に ・ 一斉再編はなぜ可能となった? ・ ビジョンと予算を準備する ・ コンペ開催の布石となった共同研究 ・ コンペでエリア全体の目指すゴールを描く 2章 治水デザインのプランニング 1節 水辺からまちを変えるチームづくり ・ 基礎自治体の関わり方の3 つのタイプ ・ 基礎自治体が計画主体として河川管理者と連携する ・ 基礎自治体が治水計画を担う ・ 複数の基礎自治体が立ち上げた目的会社が主体となる ・ 空間デザインの専門家とチームを組む ・ 流域治水も見据えた日本における河川管理の仕組みとは 2節 人と水辺を動かす計画プロセス ・ ゴールを描きバックキャスティングで進める ・ アイディアコンペで構想を描く ・ 大学の力を活用し構想を描く ・ 実施コンペで計画をかたちにする ・ プロジェクトの推進力を高める仕組み 3節 安心とにぎわいを波及させるマネジメント ・ 可搬式堤防を管理・運用するのは基礎自治体の役目 ・ 短時間で設置するための工夫 ・ 水辺の使いこなしが防災力を高める 3章 治水デザインの思想 1節 治水デザインというアプローチ ・ 「水の器」という考え方 ・ 「水の器」の全体が暮らしの舞台 ・ どのくらい守るか ・ どこを守るか ・ どのくらい守るか×どこを守るか ・ かわまちの縁を考える ・ かわまちの縁は非・常設で ・ かわまちの縁は段階的・階層的に ・ かわまちの縁から溢れさせる水 2節 「水の器」から生まれる風景 ・ 「どのくらい守るか」の風景 ・ 「どこを守るか」の風景 ・ 「溢れさせる水」の風景 3節 治水デザインのキーノート ・ 洪水の記憶 ・ 川に向かう路の突き当たり ・ 川に沿う路 ・ 川に沿う路② ・ 鑓り水(まちなかに流れを引き込む) ・ まちと川の見晴らし ・ 川からの眺め・船着き場の情景 おわりに