| タイトル | 著者 | ページ |
| プロローグ さすらい人の二つの旅 | | |
| ラフカディオ・ハーンから小泉八雲へ/「耳なし芳一」の物語/現代に生きる「耳なし芳一」/物語の力/八雲の二つの旅 | | |
| 第一章 パトリックからラフカディオへ | | |
| 流転する子ども/母との別れ/幽霊に怯えて/パディの学校生活/何もかも失って/ロンドンどん底生活 | | |
| 第二章 辣腕記者ハーン | | |
| シンシナティの印刷屋にて/一八六九年という年/センセーショナル・レポーター/最初の結婚は失敗だった/逃げるようにニューオーリンズへ/クレオールとは何か/翻訳家から作家へ/さすらいへの憧れ | | |
| 第三章 島から島へ | | |
| 作家としてのスタート/文学上のコロンブス/二度目のマルティニーク/『ユーマ』とエキゾチシズム/再び、クレオール語について/ニューヨークに戻って/日本へ | | |
| 第四章 松江の幸福 | | |
| 神々との出会い/横浜にて/恋と金欠病/出雲という偶然/松江に入る/出雲大社にて/よき教師ハーン/生徒との交流/セツとの出会い/松江が引き出したハーンの優しさ/「へるんさん言葉」で語り合う/松江との別れ | | |
| 第五章 「振り子」の日々 | | |
| 軍都・熊本/熊本での教師生活/日本の曲がり角/行き来する「振り子」/十一人の小さな世界/ハーン、父親になる/『見知らぬ日本の面影』/停車場にて/日本に帰化する/神戸へ/門づけ | | |
| 第六章 東洋でも西洋でもない夢 | | |
| 極東の将来/帝国大学での講義/語り部としてのセツ/再話文学の力/最高傑作・雪女/雪女と母ローザ/最後の著作『日本-一つの試論』/子どもたちへの思い/西洋でも東洋でもない夢 | | |
| 巻末エッセイ 「むじな、または顔のない人」赤坂憲雄 | | |
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