書誌詳細
紀伊國屋書店
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なぜテンプライソギンチャクなのか?
- 著者名泉/貴人‖著
- 出版者晶文社
- 出版年2024.7
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- 所蔵数1
- 貸出可能数1
- 貸出累計0
書誌事項
- 内容紹介海老天そっくりな謎の生物、極寒の地で絶滅したはずの亡霊…。日本一のイソギンチャク新種発見数を誇る若き分類学者が、これまで邂逅・命名したイソギンチャクの面白過ぎる生態と、破天荒な研究ストーリーを語り倒す。
”海老天”そっくりな謎の生物、極寒の地で絶滅したはずの”亡霊”、水族館の奥で15年間ひっそりと飼育されていた”怪物”────。
日本一のイソギンチャク新種発見数を誇る若き分類学者が、これまで邂逅・命名したイソギンチャクとのエピソードと、激動の来し方をしゃべり倒す!
「我、まさに、「イソギンチャク道」を究(きわ)めんとす。その〝生きざま〟を手に取ってご覧いただきたい。本書を読み終えたとき、皆さまも、イソギンチャク道の入り口に立っていること請け合いだ!」(「プロローグ」より)
自慢、毒舌、ボケ・ツッコミ、何でもあり! 東大落研(おちけん)仕込みのべらんめえ新種発見伝、いざ、開幕!
- 著者紹介千葉県船橋市生まれ。東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。福山大学生命工学部・海洋生物科学科講師、海洋系統分類学研究室主宰。
- 目次プロローグ 変人で偏屈なガキが、生物学を志すまで
第1章 ひと夏の出逢い、そして伝説の始まり
~新種テンプライソギンチャク~
〈再会~お前は、何者だぁ!?~/”文字通り”メスを入れろ/
ラッキーナンバー、それは”8”/ヘン of ヘン~新属新種の誕生秘話~/
一大生息地の発見/そして一大フィーバーへ/さらなる発見、続く研究/ほか〉
コラム(1)「実家は裕福か?」~研究業界に飛び込む苦悩~
第2章 震える極寒の海の〝亡霊〟
~80年ぶりの新発見・ホソイソギンチャク~
〈謎の標本が送り付けられてきた/どっちがホソイソギンチャクでSHOW?
”亡霊”のイソギンチャク/吞気なオールスターキャスト、旅に出る/
80年越しの再記載~新種発見と同じくらい大事な仕事~/ほか〉
コラム(2)「どこの助教かと思ったよ」~研究者と落語研究会~
第3章 最高のパートナー、その名は水族館
新種チュラウミカワリギンチャク
〈救いの神、カワリギンチャク類/思わぬ協力者の出現/
予備水槽は宝の山~水族館の”控え組”~/ついに”怪物”とご対面!/
水族館に15年いた新種/新分野「水族館生物学」の旗頭へ/ほか〉
コラム(3)「どこがダメなんだ、言ってみろやぁ!」~博士号を取得する大変さ~
第4章 よろずの研究の果てに……
新科ヨツバカワリギンチャク科
〈研究業、やめようかな……/沖縄を脱出せよ! やってきた”就活”/
若干三十路の専任講師誕生!/カワリギンチャク研究の総決算へ/
分類大系に大鉈を振るえ/まだまだあるぞ隠し玉! 秘蔵の種を先行公開!/ほか〉
コラム(4)「YouTuberのDr.クラゲさんですよね!?」~研究者がYouTubeをやる理由~
エピローグ 我がイソギンチャク道、まだまだ道半ば……。
イソギンチャク図鑑(全23種)
参考文献&ウェブページリスト
【カラー付録】著者が新種記載、または再記載等に関わったイソギンチャク(一部)