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書誌詳細

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ルポ アメリカの核戦力 「核なき世界」はなぜ実現しないのか

  • 著者名渡辺/丘‖著
  • 出版者岩波書店
  • 出版年2022.12

貸出・返却・予約状況

  • 貸出状況 貸出可能

  • 所蔵数1
  • 貸出可能数1
  • 貸出累計0

所蔵事項

  • 請求記号S-392.5-ワ
  • 貸出区分持出可能
  • 配架場所図書館
  • 所蔵状態所蔵

書誌事項

  • 書名ヨミルポアメリカノカクセンリョク
  • 著者ヨミワタナベ,タカシ
  • 叢書名岩波新書 新赤版
  • 叢書番号1952
  • ISBN9784004319528
  • 出版地東京
  • 出版者岩波書店
  • 出版年2022.12
  • ページ15,199,4p
  • サイズ18cm
  • 件名アメリカ合衆国-国防
    核兵器
  • 内容核をめぐる世界の動き関連年表:p193〜199
  • 内容紹介長く秘密のベールに包まれてきたアメリカの核戦力の最前線を訪ねる。歴代政府高官や軍関係者など核政策のキーマンへの単独取材を交えて、「核兵器の近代化」を進める世界最強の核超大国の今を紹介する。
  • 著者紹介朝日新聞記者。東京本社社会部、国際報道部、エルサレム支局長、アメリカ総局員などを経て、広島総局次長。著書に「パレスチナを生きる」など。
  • 目次 はじめに
     略語一覧
     アメリカの核戦力「三本柱」の拠点と関連施設
    第1章 そのときを待つICBM――核戦力の三本柱 その1――
     農村地帯の地下に六〇年、息を潜める核ミサイル
     核ミサイル発射の手順
     ミサイラーの素顔
     ICBM部隊の指揮官に問う「抑止」
     老朽化するICBM
     兵器更新の特需、地元期待
     例外的なICBM反対派住民
    第2章 戦略爆撃機、世界が照準――核戦力の三本柱 その2――
     異例の長寿機B52
     B52の機内に入った
     「テロとの戦い」から核の「大国間競争」へ
     「ブロークン・アロー」――核兵器重大事故の歴史
     B52の近代化計画、一〇〇年依存か
    第3章 核戦略の主力になった潜水艦――核戦力の三本柱 その3――
     海上で即応態勢
     低出力核の開発、実戦配備
     同盟国・日本に見せた戦略原潜の内部
     原潜の元艦長が語る「核抑止」への疑問
     「真っ先に狙われる」基地周辺住民の懸念と、無関心の現実
    第4章 「核兵器近代化計画」の誕生――オバマ政権――
     「核兵器のない世界」
     条約批准と引き換えに核兵器の近代化約束
     核抑止と核軍縮の両立
     「日米拡大抑止協議」開始、変わる同盟
     核能力維持のコスト
     アジアにシフトするアメリカの核戦略
     核の「先行不使用」宣言断念
     現職のアメリカ大統領として初の広島訪問
    第5章 「使えない核兵器」から「使える核兵器」へ――トランプ政権――
     ICBM発射実験に立ちあう
     発射実験の全体計画
     発射実験の報道公開の狙い
     「核兵器なき世界」の方針を転換
     INF条約から離脱
     「世界最強の核戦力」
     新STARTが存続の危機に
     バイデン政権への「注文」
    第6章 不透明な核政策の行方――バイデン政権――
     直面する二つの課題
     オバマ路線の継承
     ペリー元国防長官「核禁条約を支持する」
     モニツ元エネルギー長官、核禁条約議論不参加は「間違い」
     バイデン政権高官に直接問う
     核兵器近代化のコストと利権
     ウクライナ侵攻と核戦争のリスク
     日米「拡大抑止」の強化
     NPT会議再決裂、見えぬ日本の役割
     バイデン政権の「核態勢見直し」発表
    第7章 アメリカのヒバクシャたち――ハンフォード「死の一マイル」を訪ねて――
     アメリカの核戦力の原点
     暴かれた放射能放出問題
     ヒバクの記憶を継承する
     隣町では核兵器に親近感も
     疎外された核大国のヒバクシャ
     「核兵器を持たなければ、自分たちが被害に遭う」
     全米市長会議の挑戦――変化は自治体から
     アメリカの市民社会にも変化の兆し
     おわりに
     核をめぐる世界の動き関連年表
     注