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書誌詳細

紀伊國屋書店 のサイトで見る

一番わかりやすいブラックホールの本

  • 著者名松下/安武‖著 福江/純‖監修
  • 出版者筑摩書房
  • 出版年2025.11

貸出・返却・予約状況

  • 貸出状況 貸出可能

  • 所蔵数1
  • 貸出可能数1
  • 予約数0
  • 貸出累計0

所蔵事項

  • 登録番号00014278
  • 請求記号443.5-マツ
  • 貸出区分通常
  • 蔵書区分図書 - 一般図書
  • 所蔵館本館
  • 配架場所 閲覧室
  • 所蔵状態所蔵

書誌事項

  • 書名一番わかりやすいブラックホールの本
  • 書名ヨミイチバンワカリヤスイブラックホールノホン
  • 著者名松下/安武‖著 福江/純‖監修
  • 著者ヨミマツシタ,ヤスタケ
  • 叢書名ちくまプリマー新書
  • 叢書番号508
  • ISBN9784480685407
  • 国名コードJP
  • 言語コードjpn
  • 出版地東京
  • 出版者筑摩書房
  • 出版年2025.11
  • 出版者・頒布者地域名 東京都 
  • ページ238p
  • サイズ18cm
  • 価格¥1100

資料コード

表現種別 機器種別 キャリア種別 付属のキャリア種別
テキスト 機器不用 冊子
  • 件名ブラック・ホール
  • 内容紹介何でも際限なく飲み込み、表面では時間も止まり、中心部は大きさがゼロで密度は無限大!? 宇宙誕生の謎に繫がるブラックホールとは何なのかを丁寧に解説する。
  • 著者紹介科学記者、編集者。雑誌やWebメディアなどで科学記事の執筆、編集を行ってきた。著書に「並行宇宙は実在するか」がある。

内容細目

タイトル 著者 ページ
プロローグ ついにブラックホールが“見えた”!
 世界を熱狂させたブラックホールを巡る二つの大成果/映画の中でリアルに描かれたブラックホール/ブラックホールは“底なしの穴”/多数見つかっていたブラックホールの「候補天体」/ブラックホールは宇宙の中では極めて小さい
 コラム 「ブラックホール」という呼び名はいつ生まれた?
第1章 ブラックホールとは何なのか
 1 ブラックホール=脱出不能の球状の空間
 ブラックホールはどんな穴?/ブラックホールは物体を“吸い込む”わけではない/ブラックホールの内部は事実上の“別世界”/ブラックホールの中では、光は外向きに進めない/ブラックホールは物質を飲み込んで大きくなっていく/ブラックホールは重さが2倍になると、半径が2倍になる/ブラックホールはなぜブラック?
 2 ブラックホール=曲がった空間
 一般相対性理論によってブラックホールの存在が予言された/重い物体のそばほど、空間が大きく曲がっている/空間の曲がりが重力を生み出す/自転しているブラックホール/ブラックホールの自転によって、空間が“引きずられる”
 3 ブラックホールの近くでは時間の流れが遅くなる
 ブラックホールの表面では時間が止まる!/速く動くほど、時間の流れが遅くなる
 コラム 重力は長い間「謎の力」だった
第2章 ブラックホールとはどんな天体なのか
 1 ブラックホールの種類
 ブラックホールは重さで「三つのタイプ」に分けられる/「恒星質量ブラックホール」は重い恒星が死ぬときに形成される/軽い恒星は死後に白色矮星を残す/重い恒星は死後に中性子星かブラックホールを残す/太陽系サイズの「超大質量ブラックホール」/超大質量ブラックホールはどうやってできたのか?/謎多き「中間質量ブラックホール」/宇宙誕生時に生まれた「原始ブラックホール」も存在?
 2 ブラックホールの周囲の構造
 引き寄せられた物質は「降着円盤」を形作る/降着円盤は摩擦で高温になって明るく輝く/極めて明るく輝く「活動銀河核」/ジェットの長さは数百万光年に達することもある
 コラム 宇宙を支配する「ダークマター」の正体は原始ブラックホール?
第3章 ブラックホールはどうやって見つかったのか?
 1 はくちょう座X-1
 宇宙からのX線観測で見つかった「はくちょう座X-1」/太陽の30倍の重さの恒星を振りまわしていた!
 2 クェーサー
 超遠方の謎の電波源/スペクトルは天体の“指紋”/遠くの天体からやってきた光は波長が伸びる
 3 いて座Aスター
 我が銀河の中心にも超大質量ブラックホールが存在した
第4章 “仮想”ブラックホール有人探査
 1 どうやって行く?
 ブラックホールはめちゃくちゃ遠い!/ワームホールを使えば、遠くのブラックホールにすぐに到着できる
 2 安全にブラックホールを探査する方法
 恒星質量ブラックホールに宇宙船が近づくと破壊される!
 3 降着円盤をもつブラックホールはどう見える?
 ブラックホールは“そのままの姿”では見えない/降着円盤は左右で見え方が異なる
 4 周囲に何もないブラックホールはどう見える?
 周回軌道には「限界」がある/近づいていくとブラックホールは見かけ上、巨大化していく/ブラックホールを使って未来へのタイムトラベルを実現するには…/遠くの基地からブラックホールを見ると…/ブラックホールに入るとどうなる?
 コラム 潮汐力が「氷の衛星」で生命を育んでいるかも?
 コラム ワームホールを使えば、過去へのタイムトラベルも可能に!?
第5章 ブラックホールが発した重力波をとらえよ!
 1 重力波とその検出方法
 重力波による空間の伸び縮みはごくごくわずか/幻に終わった「共振型重力波検出器」による“初検出”/レーザー光を使った「レーザー干渉計型検出器」が主流に
 2 重力波の初検出
 重力波が確かに存在する間接的な証拠/予言の約100年後、ついに重力波がとらえられた!/太陽三つ分の質量が重力波のエネルギーに転化した!
 3 残された謎
 LIGOがとらえたブラックホールは不自然に大きかった/「ファーストスター」が謎のブラックホールの起源?/謎のブラックホールは「原始ブラックホール」?
 4 重力波観測網の充実
 日本の重力波望遠鏡KAGRAの今後の活躍に期待
 5 背景重力波の観測
 超大質量ブラックホール連星由来の重力波がとらえられた?
第6章 ブラックホールの写真を撮影せよ!
 1 撮影はなぜ難しいか
 狙うは銀河中心の超大質量ブラックホール/大きな望遠鏡ほど“視力”が向上する/地球サイズの仮想的な巨大望遠鏡を構築
 2 ついにとらえられたブラックホール・シャドウ
 イベント・ホライズン・テレスコープの視力は300万!/ブラックホール本体の大きさは光のリングの2・5分の1/いて座Aスターの撮影にも成功!/その後も成果を出し続けるイベント・ホライズン・テレスコープ
最終章 ブラックホールを研究することの意義
 ブラックホールの研究は「宇宙誕生の謎」の解明にもつながる/空間は幻かもしれない
あとがき

学習件名

漢字形 カタカナ形 ページ数
ブラックホール ブラック ホール 0
重力波 ジュウリョクハ 169-203
天体写真 テンタイ シャシン 205-225