設定

文字サイズ
標準
特大
背景色
標準

書誌詳細

Amazon のサイトで見る

ルーメンの科学

  • 著者名小林泰男編
  • 出版者農山漁村文化協会
  • 出版年2023.5

貸出・返却・予約状況

  • 所蔵数1
  • 貸出可能数1
  • 予約数0

所蔵事項

  • 登録番号0015999
  • 請求記号649.2/KO
  • 貸出区分通常
  • 蔵書区分図書
  • 配架場所教員推薦図書
  • 所蔵状態所蔵

書評

牛には4つの胃があり、そのうち微生物発酵に使われる最も大きな1番目の胃(第一胃)を「ルーメン」とよぶ。牛はルーメンによって人が消化できない草を消化し、発酵で得られた物質や発酵により増殖した微生物を消化して生きている。このルーメンに特化した栄養生理学を「ルミノロジー」とよぶ。
この本の内容は「読む」というより「解読する」という表現の方が正しいかもしれない。特に前半部分は畜産現場との距離感がかなりあるため、まずは第4章(または第3章)からの解読をお勧めする。また、本書が難しすぎると感じた方は、小原嘉昭著「基礎からわかる乳牛の健康と乳生産」、「ルミノロジーの基礎と応用」を読んでから本書を手に取っていただきたい。ただし、この本があることは忘れないでほしい。この本には世界中のルミノロジーに関する研究が集約されているため、この本を少しでも理解できると、ウシへの理解は間違いなく向上する。

  • 記入者渡邉貴之先生

書誌事項

  • 書名ルーメンの科学
  • 著者名小林泰男編
  • ISBN9784540231209
  • 出版地戸田
  • 出版者農山漁村文化協会
  • 出版年2023.5
  • ページix, 330p : 挿図
  • サイズ22cm
  • 注記監修: 板橋久雄
    文献:章末
  • 件名家畜生化学
    家畜生理学