書誌詳細
紀伊國屋書店
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防災地元学 : 地誌で読み解く災害の記憶と知恵
- 著者名小田隆史編著
- 出版者大修館書店
- 出版年2026.3
所蔵事項
- 登録番号50081294
- 請求記号Fe-防災研究-地域政策-ホウサ2026
- 貸出区分通常
- 蔵書区分図書 - 単行本
書誌事項
- 書名防災地元学 : 地誌で読み解く災害の記憶と知恵
- 書名ヨミボウサイジモトガク
- ISBN9784469280272
- 言語コードjpn
- 内容【内容】(出版者サイトより)
「地域知」を生かして命を守る
人々が昔ばなしや言い伝え、石碑や祭りなど様々な形で伝承してきた災害の記憶や知恵を防災に生かすため、地域の人材や自然・文化を踏まえて街づくりをする「地元学」の観点を取り入れた「防災地元学」を提唱。受け継がれてきた地域知を学校や地域の防災教育に活用し、命を守ることにつなげるための1冊。
【目次】
第1章 地誌と地域知の発掘
1 序論
1 記述としての地誌と地誌学の形成
2 軍事戦略と地誌の利用
3 戦後の地誌学、地域研究
4 地域に根ざした地誌へ―山口弥一郎の実践に学ぶ
5 地域に根ざす知の営み―地元学の登場
6 「防災地元学」への新展開
2 災害を理解する―自然と人間の関係から考える暮らしと地域知
1 災害のメカニズムと地域知
2 地形と暮らしの記憶を読み解く―災害とともに生きる地域の知恵
3 地域知としての災害伝承
1 古くからの伝承にみる災害の記憶
2 景観に刻まれた自然との共生
3 構造物を通じた伝承―災害の記憶を伝える「場所」の意味
4 言葉が紡ぐ災害の記憶・教訓
4 地域知を再発見し、防災地元学へとつなぐ
1 地域に根ざした学びとしての防災地元学―学校教育で地域知を育む
2 住民と多様な主体の協働による地域知の防災まちづくり
第2章 防災「温故知新」―語り継がれた物語を読み解く
1 国内に残る民話や伝説を災害の視点で再考する
1 防災は「温故知新」
2 災害民話を紐解く
2 各地にのこる災害言い伝え―全国災害伝承情報より
1 北海道/2 東北地方①/3 東北地方②/4 関東地方①/5 関東地方②
6 中部地方①/7 中部地方②/8 近畿地方/9 中国地方/10 四国地方
11 九州地方/12 沖縄県
第3章 神社仏閣や地名にみる災害と知恵
1 神社の時空間情報で浮かび上がる災害記録
1 神社の見方・考え方
2 奉納物で見える神社の姿
3 奉納数の時間的な分析例
4 奉納物の空間的な分析例
5 奉納物から読み解く地域知
6 まとめにかえて
2 地名が表す災害の痕跡と智恵
1 地名に隠された先人のメッセージ
2 仙台市内の地名でたどる先人たちの暮らし
3 斜めの土地と「鹿野」の地名
4 わずかに高い土地と「泉崎」の地名
5 わずかに高い土地と「袋」の地名
6 低い土地と「中谷地」の地名
7 地名から得られる地域知の伝承と実践―まとめに代えて
3 世代と海をこえて災害伝承を見つめる
1 阪神・淡路大震災30年を経た神戸の災害伝承
2 米国ハワイ州ハワイ島における災害伝承
3 インドネシア共和国アチェ州シムル島における災害伝承
4 多様な災害伝承のあり方とその持続可能性
第4章 地域知を探る手立て
1 防災GISの進化と活用
1 GISとGPSの民生利用とソフトウェア
2 GIS、ハザードマップの政策的推進と法整備
2 Web-GISで災害について考える
1 重ねるハザードマップ
2 地理院地図―地形から読み解く災害の危険性
3 今昔マップ on the web―土地利用の変遷から考える
3 伝承施設と災害ツーリズム
1 自然災害伝承碑
2 災害デジタルアーカイブ
4 百聞は一見に如かず―伝承の場所をたずねて
1 災害遺構から得られるもの
2 災害伝承のネットワーク
3 身近な展示施設や体験型施設
4 首都圏の施設
5 むすび
第5章 学校と地域における防災地元学実践
1 学校地理教育における防災地元学の実践に向けてー高校地理総合の授業提案
1 「地理総合」の成立と防災教育の位置づけ
2 地図・GIS活用による防災リテラシーの育成
3 「地理総合」で防災授業案―「生活圏」の事例を取り入れた防災授業の提案
4 防災地元学を学校教育で実践するために
2 地域における防災地元学の実践―仙台市長町・富沢地区をフィールドとした事例
1 ブラタモリ風のぼうさいまち歩き
2 「坂道」と「流路」の謎を探る
3 地元の「寺院」と「神社」で郷土愛を育む
4 「館」と「熊」と「笊」の関係性に迫る
5 まとめ
付録1 大学生が調査! 東京都大田区大森周辺の神社の災害リスク
あとがき
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