| タイトル | 著者 | ページ |
| はじめに 歴史にまつわる不思議 | | |
| (一)ニホンとニッポン | | |
| 「大日本は神国なり」/「ホン」と「ポン」/国号の読み方/読みを統一しようとしたけれど | | |
| (二)狛犬さんと仁王さま | | |
| あ、うん | | |
| 第一話 天皇退位問題について | | |
| (一)皇太子殿下の戦争体験 | | |
| 天皇陛下の意思表明/光格天皇のこと/あるべき天皇像を追い求めて/わたくしの推理/明仁天皇の戦争体験 | | |
| (二)わたくしの戦争体験 | | |
| 三月十日夜の大空襲/中川のたもとから/すべてが焼尽したあとに/新しい皇位継承のかたち | | |
| 第二話 大好きな歴史上の人物 | | |
| (一)「鬼貫太郎」のこと | | |
| わたくしの好きなふたりの人物/ポツダム宣言受諾をめぐって/一難去ってまた/二度目の聖断/ボロ船を漕ぎつけて/死をも覚悟して | | |
| (二)勝っつぁんの深謀遠慮 | | |
| 江戸八百八町を火の海に/西郷隆盛、西へ東へ/将を射んとせば/籠絡された英国公使/誠心誠意、命がけ | | |
| 第三話 歴史探偵を名乗るまで | | |
| (一)隅田川の畔にて | | |
| 隅田川で産湯をつかい/講談と浪花節/ボートと青春/新聞社を受け損なって/隅田川河畔に立つ石碑 | | |
| (二)坂口安吾さんと伊藤正徳先生 | | |
| 坂口安吾とすごした一週間/安吾と天皇と愛国心/歴史探偵術を伝授された夜/七日ぶりに社に戻り/伊藤正徳をアシストして/『日本のいちばん長い日』誕生前夜 | | |
| (三)『日本のいちばん長い日』のこと | | |
| 運命の大座談会/終戦経緯、本格取材開始/増刷を重ね、ついに映画に/その後の『日本のいちばん長い日』 | | |
| 第四話 日露戦争と夏目漱石 | | |
| (一)反薩長史観の『幕末史』 | | |
| 筆一本となってから/めぐってきた好機/薩長がやったことを裏から見ると/幸運な時間を無駄にして/慌ててはじめた国づくり/なにより軍事優先となって | | |
| (二)「四十年史観」について | | |
| 新興国日本とアジア情勢/日露戦争後の過ち/隠された日本海海戦の真実/軍事大国化を選択したとき/異彩を放つ言論人/戦後四十年目に | | |
| (三)「亡びるね」という予言 | | |
| 夏目漱石が見た“自惚れのぼせ”/時計が日本にやってきて/時計と漱石/大和魂に鼻白んで/自惚れた日本人/漱石の怒りと嘆き | | |
| (四)日露戦争後の日本 | | |
| 平成二十九年にベトナムで | | |
| 第五話 「歴史はくり返す」か | | |
| (一)人間はあまり変わらない | | |
| 歴史の似姿/人類初の世界大戦/第一次世界大戦後に起きたこと/アメリカの繁栄とグローバリズム/崩壊は突然に/フーバー米大統領の政策転換/予感と憂い | | |
| (二)昭和史のおさらい | | |
| 石原莞爾という軍人/スターリンのソ連の動き/計画通りに満洲事変勃発/そのときのアメリカは?/戦火が上海に飛び火して/反日・反米の盛り上がり/アメリカ討つべしの狼煙/沸騰と冷却のあとに/ドイツでおきたこと/権力掌握後のヒトラー/なぜ暴走を許したか | | |
| おわりに 「歴史に学ぶ」ということ | | |
| (一)いっそ・どうせ・せめて | | |
| “最後の一兵まで”の心情/皮肉な二十日間 | | |
| (二)「米百俵」の学舎 | | |
| 雪の下の焦土にあって/小林虎三郎の思い | | |
| (三)戦後七十年余の日本 | | |
| ヴァイツゼッカーの言葉/天皇の「新年に当たり」 | | |